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更新日付:2020年3月18日 / ページ番号:C067012

新井日本刀鍛錬場 刀鍛冶 新井和之さん

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新井日本刀鍛錬場の刀鍛冶である新井和之さんの写真
新井日本刀鍛錬場 刀鍛冶 新井和之さん

さいたま市に元気をくれる人を紹介するコーナー。
今回は、市内で作刀している刀鍛冶の新井和之さんにお話を聞きました。 

江戸時代の終わりから続く家業

新井日本刀鍛錬場の作業場に様子
作業場には、昔ながらの道具が置かれている
江戸時代の終わり頃、私の先祖が兄弟で刀鍛冶を始めました。廃刀令などの影響により、鍬くわなどの農機具を作っていましたが、昭和の時代には、戦争で軍刀の需要があったため、祖父の代で再び刀を作り始めました。
私が5代目を継いだのは、父が亡くなった後のことです。もう20年弱になります。作りは、父から習っていましたが、亡くなった後は別の師匠の元で修行したこともあり、父の作風とは変わりましたね。刀の作風は、その家で代々受け継がれることが多いですが、私はそのような経歴のため、他の作風などを吸収することが出来ました。

お客さんの希望を大切に

注文するのは、60歳以上の方がほとんど。居合刀や守り刀、寺に奉納する刀など、さまざま。退職祝いなど、自分へのご褒美として買う人もいます。大々的に宣伝していないので、お客さんは誰かから聞いたり、全国に出回っている祖父や父の刀を見てくれたりして、お店にやってくるみたいですね。
名のある刀鍛冶は、作品を作って、出来上がった作品をお客さんに買ってもらいます。うちでは、お客さんの要望や使い道、予算を聞いて、製作しています。お客さんがどういう物を望んでいるか、どんな風に使うのか、お客さんと一緒に内容を詰めたり、作業の経過を見てもらったり。お客さんへの想いを込めて、作っています。

魅力の感じ方は人それぞれ

不思議なもので、自分で良い出来だと思ったものが売れないこともあります。作り手は、少しでも良いものを提供したいじゃないですか。でも、実際購入するお客さんの選ぶ基準はさまざまで、正直分からないこともあります。お客さんが良いと思えば、良いのかなと思いますけどね。また、購入された刀は、そのお客さんのところにずっと留まってほしいと思いますね。 お客さんには、それぞれ好きに感じて欲しい。刀鍛冶がいうものではないんだよね。魅力の感じ方は、人それぞれ。価値観も違うしね。

想いがないと続けられない世界

新井日本刀鍛錬場の拵の写真
既存の拵に合わせて、刀を作ることもあるという

刀は、作り手の人間性が出ますね。20代、30代それぞれで、刀の出来が全然違います。刀の製作は、年間
24本までと決まっていますが、なかなかその数を作る人はいないですね。刀鍛冶は本数を作らないと上手くならない、200本作らないと一人前になれないと言われています。全国に200人ほど刀鍛冶がいますが、食べていけるのは30人程度。よほどの想いがないと続けられないですよ。私も300本以上、刀を作っていますが、良い出来だと思ったのは2、3本です。刀鍛冶になるまでの修行より、食べられるようになるまでが大変です。辞めたいと思ったことも何度もあるけど、そんな時に注文が舞い込んできて、なぜか引き戻されてしまう。刀というのは、不思議な縁がありますね。今は、1年1年が勝負だなと思っています。

刀を製作する様子

刀の原料となる玉鋼の写真
原料となる玉鋼
刀の原料を熱する作業工程の写真
原料を1,300度もの高温で熱する。
火力は、手押しのふいごで調整する。
刀の鍛錬作業の写真
小槌で叩き、刀の形に整える鍛錬という作業
刀に刃文をつける作業
刃文をつけるため、木炭と砥石の細粉を混ぜた
粘土を塗っていく
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地図情報

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