ページの本文です。
更新日付:2019年8月21日 / ページ番号:C066588
本展示では、見沼を題材に、水と人の交流の歴史を描きます。見沼代用水や新田開発、見沼通船等に関する資料を展示し、江戸時代に積極的に利用されるようになった「見沼」について紹介します。併せて市内の用水や見沼周辺の生物などについても触れていきます。
展示期間中、国指定史跡「見沼通船堀」に関する江戸時代の新発見資料2点を展示します。江戸時代に見沼通船の通船方であった高田家伝来の資料(早稲田大学図書館所蔵)の中から見沼通船に関する重要資料が発見されましたが、中でも見沼通船堀を描いた絵図2点は、江戸時代の見沼通船堀を描いたものとして貴重なものです。この機会にぜひご覧ください。
![]() |
![]() |
武州足立郡八町堤通船方拝借地疎絵図(早稲田大学図書館蔵)※前期展示 |
見沼通船堀付近疎絵図(早稲田大学図書館蔵)※後期展示 |
---|
1 会期等
(1)展示期間:令和元年10月5日(土)~11月17日(日)
前期:10月5日(土)~10月20日(日)
後期:10月22日(火)~11月17日(日)
(2)開館時間:9時~16時30分
(3)会 場:さいたま市立博物館(大宮区高鼻町2-1-2)
(4)入 館 料:無料
(5)休 館 日:月曜日(10月14日(月曜日・祝日)、11月4日(月曜日・振替休日)を除く)、
10月15日(火曜日)、10月23日(水曜日)、11月5日(火曜日)、11月6日(水曜日)
2 展示内容
第1章 沼と溜井の時代
第2章 見沼代用水の整備と新田開発
第3章 見沼代用水と村々
第4章 見沼通船と見沼通船堀
第5章 見沼周辺の生物 ~鷺・鰻・蛍~
3 関連イベント
(1)関連講演会
・「井澤弥惣兵衛と見沼開発」
日時:10月12日(土)14時~15時30分
・「見沼の開発と土地利用の変遷 近世を中心に」
日時:10月19日(土)14時~15時30分
・「見沼通船と見沼通船堀」
日時:10月20日(日)14時~15時30分
(2)見沼通船堀のしくみ実験(小中学生とその保護者対象)
日時:10月6日(日)、10月13日(日)各日11時~・14時~(30分程度)
(3)ウォークイベント 見沼通船堀周辺をあるく
日時:11月8日(金)9時30分~12時ごろ
(4)展示解説
日時:10月26日(土)及び11月9日(土)各日11時~・14時~(30分程度)
4 見沼通船堀閘門開閉実演の再開について
見沼通船堀東縁再整備工事により中止しておりました閘門開閉実演は、本年度から再開されます。本年は8月21日(水)に開催されます。
第1回実演は午前10時から、第2回実演は午後1時から行われます。こちらもあわせてご参加ください。
[見沼通船堀閘門開閉実演に関する問い合わせ先]
教育委員会事務局 生涯学習部 文化財保護課 史跡整備係 電話番号 829-1725
5 見沼通船堀に関する新資料2点について
武州足立郡八町堤通船方拝借地疎絵図(早稲田大学図書館蔵)
文化8年(1811)に制作された見沼通船堀の構造を描いた絵図。現在確認できる見沼通船堀を単独で描いた絵図としては最も古いものです。
見沼通船堀の東西両縁が描かれており、それぞれ一の関と二の関が見えます。また用水の流れの切り替え方に関する記述もあります。
見沼通船堀付近疎絵図(早稲田大学図書館蔵)
見沼通船堀の中央部を描いた絵図。年代は未記載ですが、「武州足立郡八町堤通船方拝借地疎絵図」と同時代の絵図とみられます。
見沼通船堀の中央部、芝川の両岸には通船差配の拝借地が描かれており、蔵や小屋、桟橋、土橋などの構造物が見受けられます。
見沼通船堀の中央部の構成がよく分かる絵図です。
教育委員会事務局/生涯学習部/博物館
電話番号:048-644-2322 ファックス:048-644-2313
表示モード : パソコン版スマートフォンサイト