さいたま市生涯学習「学びのネットワーク」・文化財保護課ミニ展示
「碧から藍へ ~憧憬の青~」の開催を延期します

【新型コロナウイルス感染症拡大に伴う展示開始の延期について】
3月9日(月曜日)から展示開始とお知らせしていました「碧から藍へ -憧憬の青-」につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止への対応のため、4月以降に開始を変更させていただきます。
なお、新型コロナウイルス感染症の今後の感染の広がり等により、必要に応じて開催期間を変更させていただくことがございますので、ホームページ等で御確認ください。
御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
文化財保護課ミニ展示
「碧〈あお〉から藍〈あい〉へ ~憧憬の青~」

目には青葉 山ほととぎす 初鰹
初夏の景色、風物を視角・聴覚・味覚で捉えた名句です。初夏の日射しにきらめく木々の新緑が「青葉」と言い表されていることに違和感を感じることはないでしょう。日本人の感覚では、「青」は「緑」を含む色彩表現です。
はるか太古の昔から人々の身近にあった「青」。しかし、焼き物を彩るその色は長い間、憧れの色でした。この「青」色に彩られた焼き物の歴史を、緑色を帯びた「碧・あお」から濃い青色の「藍・あい」への移り変わりの視点から紹介します。
1 会場など
会場さいたま市役所第二別館2階 文化財保護課窓口(浦和区常盤6-4-4)
期間4月以降に開催します。開催時期は改めてお知らせします。
2 展示資料
■碧〈あお〉
・灰釉陶器 段皿(9世紀) 下野田稲荷原遺跡(緑区)出土
・青磁 蓮弁文浅碗(13世紀) 神田作田遺跡(桜区)出土
■藍(あい)
・染付 皿(虫文)(16世紀) 岩槻城跡(岩槻区)出土
・染付 皿(鳥文)(17世紀) 浄国寺境内遺跡(岩槻区)出土
3 ミニギャラリー
画像 |
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名称 |
灰釉陶器 段皿
かいゆうとうき だんざら |
青磁 蓮弁文浅碗
せいじ れんべんもんあさわん |
染付 皿(虫文)
そめつけ さら(むしもん) |
染付 皿(鳥文)
そめつけ さら(とりもん) |
みどころ |
内面に段が付く「段皿」と呼ばれるものです。薄く施された灰釉(かいゆう)が鈍い光沢と淡い碧色を帯びています。 |
中国・元代の青磁です。碧色を帯びた青磁釉の深みが、蓮弁文の彫り込みによっていっそう際立ちます。 |
中国・明代の皿です。呉須で様々模様が描かれる染付(青花)は青磁に替わって輸入陶磁器の主役となり、戦国時代の拠点城郭から大量に出土します。 |
有田(伊万里)焼染付の初期の作例です。大皿の内面に風景文が描かれ、そこを鳥文が舞います。 |
法量 |
口径:18.5センチメートル(復元)
器高: 3.5センチメートル |
口径:14.2センチメートル
器高: 4.1センチメートル |
口径:14.0センチメートル(復元)
器高: 3.2センチメートル |
口径:22.0センチメートル(復元)
器高: 6.9センチメートル |
もっと |
『東浦西遺跡(第2次)・東裏遺跡(第4次)・下野田稲荷原遺跡(第3次)・大門西裏南遺跡(第2次)発掘調査報告書』(浦和市遺跡調査会報告書第277集、2000)
第168図19 |
『神田作田遺跡』(さいたま市遺跡調査会報告書第198集、2019)
第26図1 |
『岩槻城竹沢曲輪跡(第2地点)』(さいたま市遺跡調査会報告書第63集、2007)
第45図10 |
『加倉浄国寺境内遺跡』(岩槻市遺跡調査会2005)
第9図3 |
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